プロが注目する倉俣史朗がデザインしたスポットライトYamagiwa K-SPOT
事務所のリラックススペースで使用するスポットライトで良いものをセレクトして欲しいと頼まれ、色々と考えてみたのですが現行品で納得できるデザインと機能をもったスポットライトを見つけることができず、他の人にも相談して、たどり着いたのがインテリアデザイナーの倉俣史朗がデザインし、一時ヤマギワにて発売されていたK-SPOTです。
現在は廃番品で新品では手に入りませんが、長年インテリアショップを営んでいたお知り合いの方が店舗のベース照明として使っていた物が余っているということで、お願いして分けてもらうことになりました。
本体色は黒で、メタルリフレクタータイプとガラスセードタイプを何台か分けてもらいました。
これまでにシルバーのガラスタイプは何回か使ったことはあったのですが、黒は今回が初めてです。
ですが黒で良かったと思います。周囲の壁や天井が白塗装されているので、コントラストがはっきりでて照明効果がアップします。
黒のメタルリフレクタータイプはリフレクターの付け根が立ち上がっていてランプの口金付近の発光部もカバーし、光漏れを防いで理想的な前方照射を実現しているので、背面から見るとスポットライトの構造物のラインがはっきりでていて、まるで美しい影絵のような印象を受けます。
因みにガラスタイプは立ち上がりがないので隙間からランプの発光部が僅かながら見えてしまい、その隙間から光漏れするので、背面から見ても僅かにハレーションをおこしてしまいます。
日本製の配線ダクトレール用スポットライトとしては断トツ優れています
美術館や高級なパプリックスペースは別として、店舗向け及び住宅向けの配線ダクトレール用スポットライトは、日本ではほぼ低コスト重視なのでデザイン不要の分野です。
そんな中にあってこれだけデザイン、コスト、機能性を追求した日本製のスポットライトは稀有の存在でした。
難点としては搭載電球がKTクリプトンというハロゲン球のため、消費電力が高く高熱を発するため、省エネと逆行しているのと、絵画などを照らす場合劣化しないよう充分な距離を確保する必要がありましたが、今回はこの照明に適合するLEDの代替電球を探してきて付け替え、明るさ及び演色性ともオリジナルと遜色ないことが確認できたので上記のデメリットもクリアしています。
我ながら良いセレクトができて満足しています、とても気に入っていただき、早速追加であと数台確保いたしました(笑)
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